本講座2回目の内容。

サイエンスタイム®(旧九州サイエンスラボ)

2013年02月01日 15:52

ご体験者の皆様や保護者の方から「面白かった!次回も来ます!」「子どもが気に入ってて、また来たいって言っています!」とおっしゃって頂けるものの、相変わらず受講者が少ない状態が続いております(T^T;)

今まで、色々なところで実験教室を開いて参りましたが、どこでもほとんどの方がリピートしてくださいますので、

若干の営業も頑張りながら、気長にやっていこうと思っているところです。



さて、1月26日に本講座の2回目の実験教室を行ないました。

1回目は酸性・中性・アルカリ性を学び、強い酸性の溶液を利用した、アルミスタンプ作りにチャレンジしました。

2回目は、そのうちアルカリ性がタンパク質を溶かす性質を利用して、葉脈の標本作りを行ないました。

葉脈とは、葉の筋のことです。

葉脈は別名「維管束」と呼ばれ、水の通り道である「道管」と養分の通り道である「師管」が束になった場所です。

特に道管は、「リグニン」という非常に安定(つまり強い)物質がたくさん含まれた、死細胞でできています。

このリグニンは強いアルカリにも負けませんので、葉脈だけ残るわけです。

たまに落ち葉の中に、葉脈だけになったボロボロの葉が見つかるのはこのためです。



下の写真が作成した葉脈標本です。

よく見ると、非常に緻密で網の目のように張り巡らされていることがわかります。

葉脈は、動物で言う血管のようなものです。

体の隅々に必要なものを届けたり、いらないものを受け取るために、こんなに細かな所へも張り巡らされているのですね。




完成したものは、ラミネートして木枠に取り付け、ナチュラルインテリアにしてみましたよ♪


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