12月の初回にやった実験内容をYouTubeとニコニコ動画にアップしました。
偏光板(へんこうばん)による光のアート作品作りです。
ご興味があればご覧ください。
【原理】
以下、とっても難しい事を書きます。
文章だと????かもしれませんww
でも、一応原理をご説明しておきます。
難しいですが、直感的に科学の不思議さを体感できるので、実験として取り入れています。
教室ではもっと分かりやすいように、模型を使って説明しました。
光の正体は「光子(こうし)」という目に見えない小さな粒です。
電球や太陽からは光子が四方八方にたくさん飛び出しています。
それぞれの光子は震えながら飛んでいますが、震える速さや向きが様々です。
さて、偏光板には目に見えないすき間が一定方向にたくさん入っています。
このすき間を通り抜けられるのは、すき間と同じ方向に震えている光子です。
そのほかの向きに震えている光子はシャットアウトされます。
2枚の偏光板のすき間の向きをそろえれば、光子の一部はどちらの偏光板も通り抜けられます。
2枚の偏光板のすき間が90度交差するように並べると、全ての光子が通り抜けられなくなります。
つまり、光が届かないので真っ暗(真っ黒)になるのです。
この2枚の偏光板の間に、偏光の性質のある透明なセロハンなど(動画ではセロハンテープを使用)を挟むと、
光子の振動の向きがねじ曲がります。
振動の速さやセロハンの向き、厚みによってねじ曲がり方が異なります。
光子の振動の速さによって光の色が決まります。
曲がった結果、2枚目の偏光板を通り抜けられるようになった光子が赤を示す速さで振動していれば赤に見えるのです。