子どもに勉強させる方法3【連載】
子どもに勉強させる方法を連載中です。
本記事は第三回目。
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「子どもに勉強させる方法」
3.我の振りを見て、子の振り直せ
あなたは子どもの頃、どのような子どもだったでしょうか?ちょっと思い出してみてください。
宿題はきちんとやっていましたか?宿題以外の家庭学習もやっていましたか?学校の授業は真面目に受けていましたか?遅刻はしませんでしたか?忘れ物はしていませんでしたか?部活はサボったことがありませんか?親の手伝いをしていましたか?おもちゃの片付けをきちんとしていましたか?早寝早起きをしていましたか?お小遣いの使い方は有意義なものでしたか?自分できちんと体調管理をしていましたか?親や先生や友だちに嘘はつきませんでしたか?友だちとは仲良くやっていましたか?親孝行だと思いますか?赤信号を渡った事はありませんか?自分が悪いと思いつつ、人を責めたことはありませんか?
全てにYESで答えられる人なんていません。私だって先生という職業をしつつ、こんな書物を書きつつ、NOの方が多いですよ。
ところが、あなたの子どもがこの質問にNOとなる行動をしたら、きっとあなたは子どもを叱責するのではないでしょうか。いえ、それが悪いとは言いません。子どもに同じ過ちをして欲しくないという思い、正しい道を示したいという思いは、どの親にも共通することであり、必要なことです。ですがいつの間にか、自分の事を棚に上げっぱなしで、完全に仕舞い込んでしまっていないでしょうか。
子どもには、父親と母親の遺伝子が半分ずつ入っています。つまり、父親と母親の分身であるわけです。性格というものは先天的な部分と後天的な部分があります。また、隔世遺伝と言って、祖父母の特徴が現れることもありますから、父親と母親にに完全に一致するわけではありませんし、足して二で割るような簡単なものでもありません。でも、ベースとなるものは近いものを持っているはずですし、祖父母が育てたあなたが育てているのですから、生活環境も似ているわけです。つまり、あなたが子どもの頃に経験した悪い事・後ろめたいことは、あなたの子どもも経験する可能性が高いのです。
もしあなたが子どもに勉強させたいと思うのなら、自分だったらどうすれば勉強したいと思うのかを考えてみましょう。
まずはあなたが子どもの頃どうだったのかを思い出すことから始めましょう。この機会に、ご自身の事を客観的にしっかり見つめてみてください。
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