雲はなぜ落ちてこないのか?
いえ、落ちて来ることもありますよww
落ちてきたのが雨であり雪であり雹霰です。
ある中学生に質問されたことです。
「当たり前の事を当たり前のこととして捉えない」というものの見方は、科学にとってとても大切なことです。
雲はの正体は霧と同じ水の細かな粒です。
空気中に向かってスプレーや霧吹きをして、フーッと吹けば、簡単に舞い上がりますよね?
同じことです。
雲は上昇気流によって生まれます。
つまり、風が上に舞っている訳ですから、小さな水の粒は落ちることができません。
仮に、急に下降気流になったとしても、地表に近づくほど気圧が高くなり、空気の温度も高くなります。
こうなると雲は消えていきます。
高気圧では下降気流、低気圧では上昇気流ができます。
そのため、低気圧の場合は大抵天気が悪いのです。
雲の量が多くなると、水の粒同士がぶつかる確率が高くなります。
こうして水の粒が大きく成長し、上昇気流より雨にかかる重力の方が勝ったときに落ちてきます。
これが雨です。
同じように気温によっては雪や雹・霰が出来上がります。
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