正しい高校の選び方。

サイエンスタイム®(旧九州サイエンスラボ)

2012年11月07日 09:37

「君は熊高に行ける実力があるから、熊高を受けなさい」

こんな事を学習塾から言われることがあります。

そんな実力があるのはうらやましいですね(笑)

でも、本当に行きたい高校は熊高なのでしょうか?

学習塾は実績を作るために、偏差値の高い高校を受けさせようとする場合があるのです。




高校入学当初はみんな同じような成績なので、中学校ではトップクラスの成績だったのに、全く目立たなくなってしまった、という話はよく聞きます。

それでやる気をなくしたって人もいれば、逆にもっと頑張ろうという気になったという人もいます。

中には勉学に厳しい高校もあります。

強制的にさせられる勉強で嫌になった、疲れてしまったという人もいれば、あの高校に行ったから自分は頑張れたという人もいます。

不思議なことに、高校入学当初はみんな同じ成績だったのに、卒業時には雲泥の差が開きます。




ぜひ、貴方に(お子様に)合う高校を見つけてください!

性格をよく考えてください。

自由な校風だとだらけてしまう人もいれば、頑張れる人もいます。

スパルタが合っている人もいれば、合わない人もいます。




偏差値レベルが高い高校だから、偏差値の高い大学に行けるのではありません。

たとえ低い高校に行っても、自分で勉強を頑張れば東大にだって行けるのです。

普通科・進学科・特進科であれば、どこの大学に行くにも不利という事はありません。

逆に、偏差値の高い生徒が偏差値の低い高校に行くと、("ひいき"と言われるかもしれませんが)とても大切にしてくれることもあります。

良い大学に行ってくれれば、宣伝になるからです。



結局のところ、大学受験の勉強は自分でしなければなりません。

東大完全対策授業とか、熊大完全対策授業とか、特別な授業があるわけではないのです。

「高校に行って、貴方が(お子様が)何をするか」が大切なんです。

熊本であまり良くない風潮に、「どこの高校卒?」と聞くというのがあります。

どこの高校に行った、よりもその後どうしたのかが重要ですよ!


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