雲はなぜ落ちてこないのか?

2012年11月16日

いえ、落ちて来ることもありますよww

落ちてきたのが雨であり雪であり雹霰です。

ある中学生に質問されたことです。

「当たり前の事を当たり前のこととして捉えない」というものの見方は、科学にとってとても大切なことです。



雲はの正体は霧と同じ水の細かな粒です。

空気中に向かってスプレーや霧吹きをして、フーッと吹けば、簡単に舞い上がりますよね?

同じことです。

雲は上昇気流によって生まれます。

つまり、風が上に舞っている訳ですから、小さな水の粒は落ちることができません。

仮に、急に下降気流になったとしても、地表に近づくほど気圧が高くなり、空気の温度も高くなります。

こうなると雲は消えていきます。

高気圧では下降気流、低気圧では上昇気流ができます。

そのため、低気圧の場合は大抵天気が悪いのです。



雲の量が多くなると、水の粒同士がぶつかる確率が高くなります。

こうして水の粒が大きく成長し、上昇気流より雨にかかる重力の方が勝ったときに落ちてきます。

これが雨です。

同じように気温によっては雪や雹・霰が出来上がります。


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Posted by サイエンスタイム®(旧九州サイエンスラボ) at 17:55
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