無重力は存在しない?

2012年11月21日

星出さんお帰りなさい!

星出さんが4ヶ月余りに及ぶ、国際宇宙ステーションの長期滞在から帰還されました。

で、ちょっとした宇宙の話。



一般的に「宇宙=無重力」というイメージを持つと思います。

ですが、正確に言えば無重力という場所は存在しません。

国際宇宙ステーションに居ようが、地球の重力の影響を受けます。

もっと離れた月だって、地球の重力があるから周回しているのですから。



地球の重力の影響を受けているはずなのに、

国際宇宙ステーションからの映像を見ると、皆プカプカ浮かんでいますよね?

これは常に地球に落ちているからです。

常に重力に対する支えがない状態が作られると、重力を体感できない、つまり無重力状態になります。

では、国債宇宙ステーションをはじめ、地球を周回している衛生はなぜ落ちてこないのでしょうか?

それは、落ちながら水平方向に高速で移動しているからです。

落ちたとしても水平方向にすすめば、地球から離れることができます。

これを繰り返して常に落ちている状態を作り出すのです。



宇宙は星で満ちています。

つまり、どこにだって重力が存在するのですね。

「宇宙は無重力」という当たり前だと思われる事象も、実は簡単にそうだとは言えない。

このような常識が、科学を思考する上で邪魔になることが多々あるのです。


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Posted by サイエンスタイム®(旧九州サイエンスラボ) at 16:13
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